睡眠に関する研究もかなり進んできて、睡眠の質を高める成分が最近は、いろいろ分かって来ました。そのなかで、話題になっている成分を三つ紹介します。その三つは「グリシン」「テアニン」「ギャバ」です。良質な睡眠は美肌に欠かせない要素です。
睡眠を良質にする美肌成分グリシン。
グリシンは、人の体内で生成できるので、非必須アミノ酸になります。
グリシンは、赤血球の酸素を運ぶ作用に関係しているポルフィリンや筋肉細胞に関係するクレアチンなどの成分になっています。
また、抗酸化物質のグルタチオンや核酸のプリン体生成用物質でもあります。
また食品の加工分野でも、グリシンは水溶性なので砂糖の70%の甘味があり、菌を抑える作用があるため、調味料や、保存料の役割、としてつかわれ、安全性も高いので医薬品、化粧品にも使われます。このグリシンは、抹消血管の血流を促進することで、体内温度を放熱させることで体温を下げる効果があり、睡眠の質を高める効果が分かっています。
自然界では、ホタテ、エビ、カニ、牛肉、鶏肉、豚肉などの肉類に含まれます。
睡眠を良質にする美肌成分テアニン。
テアニンはアミノ酸の一種で、血圧を下げたり、リラックス効果があります。
テアニンは緑茶に含まれる成分でアルツハイマーを防いだり、制癌剤の効果を高めたりする効果も知られています。
さらに、コレステロールや中性脂肪を減らす効果も知られています。
そして注目のリラックス効果では、人への効果実験で、「起床時の疲労感や眠気の軽減効果」「ストレス緩和効果」が報告されています。
睡眠を良質にする美肌成分ギャバ。
ギャバは、脳やせき髄で「抑制性の神経伝達物質」の働きがあります。
ギャバは「癒しのホルモン」ともいわれ、交感神経優位になっているストレス状態を副交感神経側にしてリラックス状態にしてくれます。
ギャバは、心がリラックス状態であるアルファ波の状態に脳波を持っていく作用もあります。
また、腎臓の働きを良くしたり、塩分を体外に排出し血圧を下げる効果もあります。
一方このギャバが不足すると、自律神経のバランスが乱れ、イライラ、情緒不安定、うつ症状などの原因になります。
ギャバは発芽玄米、トマト、かぼちゃ、アスパラガス、なす、メロン、キムチ、漬物などに含まれます。
まとめ
今回は「」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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